Corporate Policy & Vision 経営方針・ビジョン

事業内容

空間に溶け込む輻射空調システム

こんなのがあったらいいなを具現化

今までにない新ジャンルの空調機を
世界へ発信

弊社は、輻射熱を応用した最新の空調システムを展開しており、現在は住宅向け製品「THEAR」を販売しています。今後は「スマートレイ」シリーズとして、生活空間に密着した多様なラインアップを取り揃えていく予定です。
「スマートレイ」は単なる空調機ではなく、生活における快適性や安全性、環境負荷の低減、優れたデザイン性を兼ね備えた、持続可能な空間ソリューションです。アルミニウム製の筐体には特殊な防錆技術を採用し、高い耐久性と軽量性を実現。インテリアとの調和を意識したデザインにより、商業空間や居住空間にも自然に溶け込みます。これらの関連技術については特許も取得しています。
また、工場などの大空間では、数メートル規模の輻射パネルを設置することで、必要なエリアのみを効率的に冷暖房できます。従来型の空調と比較して、最大で約3分の1のエネルギー消費に抑えることが可能です※。

強み

オリジナリティ

当社だけができる、
他のどこにもできない
輻射空調を提供

世界のエアコン市場

世界のエアコン市場規模は2029年に約2,680億米ドルに達すると予測されている

エアコン市場は世界レベルの人口増や温度上昇、生活インフラとしてのポジション確立により、大幅な成長が見込まれており、中でも輻射空調市場は、省エネルギー意識の高まり、技術の進歩などによりエアコン市場を牽引することが予想されている。

世界のエアコン市場

常態化している
エアコンの非効率性

輻射空調システムで
快適性・安全性・環境配慮を同時に実現

仕組み(冷房時)

対流式エアコン

対流式エアコン

風を介すため温度ムラが発生

急速な温度調整時に適する

輻射空調システム

輻射空調システム

輻射(放射)により熱を均一化

エネルギー効率と快適性を重視する環境に適する

世界的な課題である
空調の電力消費と健康被害

エアコンは現代生活に欠かせない存在である一方、消費電力の増加、フロンガス排出による環境負荷、乾燥・ほこりの拡散による健康被害といった課題が残っています。
資源エネルギー庁によれば、総電力消費のうち家庭で約30%、オフィスビルでは約50%が空調設備によるものであり、空調は世界的なエネルギー需要増加の主因の一つです。特に天井が高い工場や大規模施設では、空間全体の温度調整に膨大なエネルギーが必要となり、非効率かつ高コストな運用が常態化していると考えられます。
さらに、以下のような現場ではエアコンの使用そのものが困難なケースも多く、熱中症など健康リスクが高まる中で、代替となる空調設備の導入が急務となっています。

  • 製薬・食品加工工場:無菌環境が求められ、空気循環による菌・塵の拡散が課題
  • 化学・木材加工現場:粉塵やガスの拡散が製品品質や作業者の安全に影響
  • 塗装・溶接工場:結露や温度ムラが製品不良を引き起こすリスク

「輻射空調」により、
抜本的な環境改善を図る

こうした課題の解決策として注目されているのが「輻射空調」です。これは床・天井・壁などに設置したパネルに温水や冷水を循環させ、赤外線による「放射熱」で空間を均一に冷暖房する仕組みです。気流を発生させないため粉塵や菌の拡散リスクを大幅に軽減し、冷暖房効率も高く、エネルギーの省力化に貢献します。

弊社はこの輻射空調技術に特化し、法人向けの販売や共同開発を進めています。市場ニーズを起点としたマーケットイン型のアプローチにより、同分野のリーダーとなることを目指しています。

増加し続ける世界のエアコン需要に対応するソリューションが必要になる

世界の人口は2019年の約77億人から、50年には約97億人へと約20億人増えると予想されている。
一方、開発途上国では経済発展が加速し、エネルギー消費量が大幅に増加することが見込まれている。

稼働するエアコン台数の増加に比例して消費電力、排出フロンガスが増え、環境への影響が懸念される。

もはやエアコンは、世界中で生活に欠かせないインフラとなっており、今後は、人口増加や開発途上国の経済発展により、エアコンの稼働台数はますます増えると予想されている。そこで懸念されているのが、地球温暖化などの環境問題であり、人々のニーズと環境対応の両立を図るソリューションとして、高い省エネ性能を持つ輻射空調に対する期待が高まっている

グラフ
  • 世界のエアコンの稼働台数は、今後30年で約3倍に増加
  • 約3分の2の世帯がエアコンを利用するようになる

今後の展開

技術の可能性を最大限に引き出すリーディングカンパニーへ